魂の旅 ―プロローグ―

これは、演出から始まった恋の物語。

SNSで見かけた、憧れの人。 その人の投稿は、いつも光に満ちていた。 美しい言葉、整った写真、愛に包まれた日常。

「こんなふうに愛されたい」 「こんなふうに生きてみたい」

紗月は、そう思った。 そして、彼女のようになるために、恋を始めた。

最初は、ただの憧れだった。 でも、気づけば“演出”が始まっていた。

彼の好きな服を着て、 彼の好きな言葉を使って、 彼の好きな人になろうとしていた。

「私たち、似てるよね」 「運命って、こういうことかも」

そう言いながら、心の奥では、 何かがざわついていた。

本物のつながりって、なんだろう。 愛って、安心って、どういう感覚なんだろう。

彼といると、嬉しい。 でも、どこか苦しい。

彼の言葉に一喜一憂して、 彼の反応に振り回されて、 彼の気配が消えると、呼吸が浅くなる。

「これって、本物なのかな?」 「私の魂は、どこに向かってるんだろう?」

愛だと思っていたものが、 執着に変わる瞬間。

安心だと思っていた関係が、 エネルギーの奪い合いになる瞬間。

そして、魂が震えるとき―― 空の人は、それを記録する。

ぼくは、風の粒に記録する。 魂の震えを、そっと。

🌿今日のアファメーション

「私は、誰かの光に憧れる前に、 自分の中の光と影を見つめます。」

🌱セッションのご案内

魂の旅の中で、もしあなたが立ち止まったら―― 光の種のセッションはeternityにてご案内しています。

あなたの旅が、やさしくほどけていきますように🌙

この物語を読むとき、 あなたの魂もまた、自分の“真実の旅”を思い出します。

eternity